日本人の感情の表現
国際化社会で日本もだいぶ変わりました。米国文化にもだいぶ影響されました。
言わずにいて悟れという日本文化が、はっきり言うような風潮に変化してきました。
例えば、会社に辞職願を提出する際に明らかに人間関係が原因であったとします。
理由は、一身上の都合と書きます。誰も人間関係が理由などど書く人はいません。
だいたい仕事の忙しかったり、きついのは我慢できますが人間関係の悪いのは我慢
できません。本音を言わないことが日本文化には存在しております。
万葉集、古今和歌集の古典の中でも自分の気持ちを自然の何かにかける表現があります。
それは、月でありましたり風でありましたりそのような文化が受け継がれております。
江戸城の陰湿というものもあります。要は陰口を言うということです。
オープンでない風潮が確かにあるのです。それは、ビジネスにも反映されております。
今は、コロナ禍で食事などの接待はないと思います。時短要請などの規制もあるから
です。日本で一度でも食事したとなるとその関係はそれなりの効力があります。
日本のビジネスは、本当のビジネスライクでなく、食事したり親交を深めたりという
局面がかなり見られます。コロナ禍と最近で言いますと総務省の接待問題などで少し
は、変わるかもしれませんが抜本的には変わらないでしょう。
このようにわかりづらい構造にあるのが日本文化です。ある種そのような風土があります
ので外国人が入りづらい国ということはあったはずです。要は、商談を成立させるには
友好関係、友人関係を築く必要があるのです。政治を見てもそのような傾向にあります。
単純にイエスはイエスでなく、ノーもノーではありません。グレーも存在するのです。
グレーというと悪いものにも使われる表現です。とにかく言葉とおりでなくその裏の
意味があることを気をつけなければなりません。嫁と姑の問題もそのような日本独特
なものが内在しております。全てがそうであるとは言いません。
しかし、傾向的には十分にあり得ます。

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