日本無責任時代
1962年古澤憲吾監督の東宝映画日本無責任時代は、大ヒットしました。植木等が画面いっぱいに飛び回る痛快喜劇映画です。ヒット曲のスーダラ節と無責任一代男も歌って踊ってます。
正体不明の男が入社して、社長に上り詰めるサクセスストーリーです。クレージ^ーキャッツの面々も出演しております。平等という名の主人公を植木が演じております。詐欺師のような行動と言動で要人に近づいていっております。実際、何もコネも才能もなければ、植木演じる平等のような行動をしなければ上昇しないでしょう。何かのお役に立てればとかの台詞は、今も処世術に使えるような言葉です。その後、007は、二度死ぬでボンドガールとなりました
浜美枝がヒロインなのも面白い。田波靖男脚本の古澤憲吾監督作品は、若大将シリーズで有名です。若大将というと加山雄三と田中邦衛のコンビです。田中邦衛の笑えるところと植木等の笑える部分は異なりますが、疑心暗鬼でなく本当に安心して笑えるところが1960年代の良きところです。1960年代は、高度成長期です。皆が社長を目指して働いておりました。
そのような我武者羅な世相をよく作品に反映しております。植木等のスーパーマン的な部分は007のショーンコネリー演じるところのジェームスボンドに匹敵します。
時代を追体験するには、ぴったりの作品と言えます。その後、ザ・ドリフターズが台頭します。
クレージーキャッツとドリフターズは、同じ渡辺プロ所属でした。共にミュージシャンでありながらコントも行う共通点があります。植木等がドリフターズの加藤茶と組んだ作品もあります。
志村けんも植木等の芸を研究しております。

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