趣味という言葉は、通常使われていることでは幅広い意味を持ちます。
仕事が趣味ですという方もおります。職場定年後は、何をしてよいかわからなく
なってしまう方もおられます。しかし、仕事は仕事で趣味とは言えないのです。
では、自分の趣味がそのまま職業となった方もおられます。このことは、どうでしょうか。
自分が好きなことを職業とする。こんな素晴らしいことはないと言えます。
例えば、絵が好きな方が絵をかき絵描きになる。ある楽器を演奏するのを好きな方が
音楽の演奏家になる。ある意味自分が好きなことを職業として生活の糧を得る。
それで生活がなりたてばすばらしいことはありません。芸術家・芸能人というのでしょうか。
確かにそのようなスペシャリストで大成功されている方もおられます。また、その道を目座
しておられなかなか実現しないでアルバイトで生活を立てておられる方もおられるでしょう。
やはり生活が成り立つことが社会人としての条件です。何も音楽や絵だけでなく演劇や文学・スポーツ
などのジャンルは沢山あります。自分の好きな道を断念して会社員となった方もおられるでしょう。
会社勤めをしてその余暇に取り組むもの。それが趣味というのがぴったりはまります。
極端な話、寝るのも食べるのも忘れ打ち込めることがあることは幸福なことです。
あるいは仕事で寝るのも食べるのも割いて全力で取り組まなければならないこともあるかもしれません。
仕事と趣味とは相関関係はありませんが、ある意味で人間性と嗜好が現れるものです。
物事を創造していくという点では、仕事も趣味も共通点があります。
ただし、どちらも単純なものがあることは事実です。
あえて線引きをするなら、その物事を通じてお金をえているか否かでしょう。
お金をえるというのはプロです。趣味はあくまでも趣味であります。
最近は、手近なゴルフでもカラオケでもかなりの上達の域に達せられておられる方もいます。
あくまでもアマチュアはアマチュアでありプロとは、一線を画します。
逆に言いますとプロはそれだけ厳しく、高い水準が求められるということでしょう。
嫌なことをやってお金をもらう。嫌なことつまりやりたくないこと。
これが会社員だという方がおられます。会社員だけに限りません。公務員もそれに含まれます。
好きなことが趣味に繋がります。