知の巨人といわれる立花隆さんは、昨年の4月30日にお亡くなりになりました。命日に、NHKスペシャルで特集が放送されました。田中角栄首相の金権政治の記事で退陣に追い込んだことでも有名です。自己のことを勉強屋と称し、いかに知るかいかに生きるかに取り組まれました。癌を煩われましたので勿論癌についても研究されました。癌は、体内に入り込んだエイリアンと称し体内のメカニズムとの関連を説明されておりました。また、死については死後の世界も霊界も無いと研究の結果を述べておられます。死後の世界は、無だと言っております。人類は、どこから来て、今、どこに居て、どこに行くのか。自分は、どこから来て、今、どこに居て、どこに行くのか。このことは、医学用語で見当識と言います。氏の取り組んだテーマは境界に関したことが多いです。生と死。人間と猿。地球と宇宙。精神と物執。また、意識については象徴的なことを言っております。竹の植わっている山は、竹の根が深いので地下繋がっている。人間の意識もそのように違う項目のように思えても地下で繋がって影響していると述べてます。氏は、ビックバンから始まる人類の歴史について書いてみたかったそうです。まさに超進化です。人間は、宇宙から見ると針の先にもみたない大きさの一生です。その限られた互いの人生の中で周囲の人々に支えられているいのち共同体です。人間は、他の動物と異なり言語という伝達方法があります。このことを克服して更に新しいステージのいのち共同体を作られるでしょう。その時、新しいステージが生まれます。氏は、死後の世界は無と言っております。しかし、いのち共同体で受け繋がれていく未来は、永遠であります。その核にあるのは、人生で出会った方々への感謝です。