山田洋次監督原田マハ原作のこの作品の主役は、志村けんが演じる予定でした。志村けんが新型コロナで亡くなったために沢田研二が代役となりました。助監督のゴウ、ゴウの妻、映写技師のテラシンの若い時、後年を映画にかける情熱、恋、友情を描いております。明らかにモデルになりました映画と女優には、小津安二郎監督作品と女優の原節子が感じられます。さんの役名は園子で、北川景子が演じてます。主人公ゴウは沢田研二と菅田将暉、妻の淑子が宮本信子と永野芽郁　娘役が寺島しのぶ。ゴウは、キネマの神様という脚本を作りいざ撮影というときに大怪我をして映画会社を辞めます。映画監督を目指すゴウと映写技師のテラシンと女優の園子、食堂の娘淑子は同年代でもあり仲良しでした。キネマの神様の映画は、園子演じる主婦が節約して映画を観に来てそこの席に男優が出てくるという奇抜なアイディアでした。その撮影中にその手法について議論などしている最中に大怪我をしました。それを期にゴウは、映画会社を辞めました。映写技師のテラシンは、堅実でした。将来は映画館を持つという夢がありました。テラシンは、淑子のことが好きでした。淑子は、ゴウが好きでした。結局、ゴウと淑子は、結婚します。以後、ゴウはギャンブルと酒で借金まみれです。晩年、テラシンの映画館でゴウも淑子も再会します。そのようなゴウの借金まみれの生活の中で娘とも折り合いは悪いです。ゴウの孫は、ウェブデザイナーでテラシンの映画館のホームページも作ってました。テラシンからゴウがかつて書いたキネマの神様の脚本を孫は、絶賛しました。脚本コンクール賞金百万円に孫が現代風に直して奥部しようと言いました。ゴウと孫は作業しました。見事優勝です。ゴウは祝賀会で東村山音頭を歌います。このシーンには泣かされます。そして、テラシンの映画館で東京物語と思われるような映画が上映されます。ゴウは、家族で見に行きます。画面から女優の園子が出てきます。ゴウを連れていきます。ゴウは、願いどおり映画に関わりながら旅立ちました。山田監督の小津監督への尊敬。伝説の女優原節子のへの敬意。沢田研二の志村けんの想い松竹映画百年記念にふさわしい作品です。